こんにちは、いたるです。
「この曲を弾きたいけど、どのように練習すればいいのだろうか?」
今回はこのような疑問に、下記の内容を深掘りして解説していきたいと思います。
- 各セクション毎に演奏する際のポイント解説
- ギター1本で伴奏するうえでの注意点
この記事では『ひまわりの約束evergreen ver.』の伴奏で、原曲とは別のギター一本での弾き語りバージョンとなります。
はじめに
この曲はレギュラーチューニングで5フレットにカポを付けて演奏します。
カポをお持ちで無い方は、お手数ですがご購入をお願いします。
そしてギターを弾く前に、チューニングは必ず行いましょう。
チューニングが狂った状態で練習を続けてしまうと、正確な音が聞き取れず、知らず知らずの間に耳が悪くなってしまう可能性が高いです。
なので『ギターを弾く前は必ずチューニング』の癖をつけるようにしましょう。
そしてカポを使用する際は、カポを付けてからチューニングをしましょう。
ギターやカポの種類にもよると思いますが、カポを付けるとチューニングが高くなります。
なので先にカポを付けてからチューニングを行いましょう。
譜面に関してですが、演奏とTAB譜をアップした動画もしくはPDFファイルの譜面を参考にして頂けたらと思います。
動画はIntroの先頭に張り付けてあります。
PDFファイルは【Piascore】という譜面販売サイトにて販売しています。
こちらのサイトから五線譜・タブ譜・コード名を表記したギターデュオバージョンで販売しています。
動画の視聴やサンプルの譜面を観覧できますので、ご購入の前に確認して頂けたらと思います。
※譜面は僕個人が耳コピにて採譜したものになります。
出来る限り忠実に採譜したつもりですが、実際の演奏と異なる部分があるかもしれません。
ご理解頂けたうえでのご購入・記事を読んで頂けたら幸いです。
イントロ
それでは早速Introから順に解説していきます。
冒頭のフレーズですが、6弦1フレットを親指で抑えて握りこむ形でFのコードを構えましょう。
Fを抑える時、人差し指で6弦から1弦までをセーハする形が一般的ですが、3弦の開放弦(0フレット)を鳴らさなくてはいけません。
セーハする形だと0フレットの音を鳴らせないので、このフレーズを弾く際は握りこむ形で弾きましょう。
そして3弦0フレットから3弦2フレットをハンマリングで音を出す→0フレットを弾く、という流れになります。
2拍目の✕ですが、右手で音を止める時に指で少し叩きつけるイメージで「チャッ」と鳴らしています。
強く叩きつけ過ぎると「チャッ」だけ目立ち過ぎるので、音量に注意して下さい。
そして「チャッ」→C/Eのコードを弾きます。2小節目まで音を伸ばすのですが、この間もしっかり頭の中でリズムを刻んでおきましょう。
1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ |
F ✕ C/E |
タ タ ツ タ ア ア ア ア |
といった感じです。
2小節目に入り、抑えるコードは変わりますが、B♭add9 ✕ F は同じ弾き方で弾き、
1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ |
B♭add9 ✕ F C/E |
タ タ ツ タ ア タ タ ア |
となります。
ここまでに出てきたFのコードとC/Eのコードの抑え方ですが、二つのコードの5弦3フレットの音は実際には弾かないので抑える必要はありません。
握りこむのがきつくて綺麗に音が鳴らない事もあるかと思います。
無理に抑えなくても5弦の音を出さなければ問題ないので、Fのコード〈6弦親指・4弦薬指・3弦中指・2弦人差し指〉C/Eのコード〈6弦開放弦・4弦中指・3弦開放弦・2弦人差し指〉という形で抑えると弾きやすいと思います。
3小節目のDmですが、1弦0フレット→1フレット→0フレット、と速いハンマリングからプリングオフになります。
ポイントは4.3.2.弦の音を切らないようにしたままハンマリング・プリングオフ、そして✕で音を止めてAm7~となります。
1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ | 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ |
Dm ✕ Am7 B♭add9 | (B♭add9) |
タ タリラ ツ タ ア タ ン タ | ア タ タ ア ア ア ア ア |
といった感じです。
そして4小節目は手前で弾いたB♭add9を途切れないようにしつつ4弦3フレット、1弦1フレットを弾いて歌に入る、といった流れです。
Introのこのフレーズは1回目のサビ終わりやエンディングにも登場するので、バチっと弾けるようにしておきましょう!
Aメロ
ここから歌が始まります。
Introで出てきた速いハンマリング・プリングオフ等のフレーズは無くなり伴奏モードにチェンジです。
弾くところ・休符で止めるところ・アルペジオで伸ばすところ・リズムをしっかり刻みながら等を意識しながら演奏しましょう。
そして歌との音量のバランスも考えて、歌を引き立てるように弾いていきましょう。
この曲は「どうして君が泣くの」と始まります。
歌い始めからドカーン!と弾くのではなく、Introよりも少し力を抜き、この後に控えるセクションB→サビへと盛り上げていく意識でいきましょう。
Bメロ
このセクションBでは、ちょこっと変化をつけてサビに向かうのがよいかと思います。
イメージ的には「アルペジオで音をふわーっと広がるように弾いてサビへ」といった感じです。
ここで登場するC/B♭のコードですが、僕は5弦1フレット中指・3弦0フレット・2弦1フレット人差し指・1弦0フレットで弾いています。
秦基博さんのライブの動画では6弦6フレット中指・4.3.2弦5フレットを人差し指セーハで弾いておられました。
聞こえる音は同じですが、音の太さに違いが出ます。
1弦から6弦に向かうにつれて弦は太くなっていることから、僕が弾いている5弦ルートと秦基博さんの弾いている6弦ルートでは音の太さに変化が出ます。
どちらが正解で不正解とかはありませんので、あなたの好みの音や弾きやすい方を選んで弾いてもらえたらと思います。
そしてサビに入る前のCのコード→2/4拍子音を伸ばし→「そばにいたいよ~」とサビへ入る、といった流れです。
サビ1
盛り上がりを意識しつつ、コードチェンジの時も出来るだけ音が途切れないようにしながら弾きましょう。
Fのコード(サビでは人差し指セーハの抑え方です)→B♭add9を弾く時、6弦1フレットをセーハしたままB♭add9を抑え5弦.2弦の1フレット→4弦3フレット~と弾いています。
B♭add9を弾いている間もし6弦1フレットの音が鳴っていたとしても、B♭add9のコードの構成音に含まれている為違和感無く聞こえます。(4弦3フレットの音は6弦1フレットの音と同じF(ファ)の音になります)
なのでFからB♭add9に移る時に動かす指は薬指と小指だけを動かし、コードチェンジの時に出来るだけ音が途切れないように心がけています。
次へ進んで行くとC#dim(Cシャープディミニッシュ)やBm7♭5(Bマイナーセブンフラットファイブ)というコードが出てきます。
今回はコードの特徴等の説明は省きますが、色んなJ-POPの曲でも使用されていますので、難しそうなコード名なので少しとっつきにくい印象を受けるかもしれませんが、是非この曲を機に抑え方や音の響きを習得しちゃいましょう!
間奏~サビ2まで
サビが終わり間奏(イントロのフレーズ)を弾いて2番のセクションAに進んでいきます。
基本的にはイントロ~サビと同じ進行なので、1番の時と同じ弾き方で問題無しですが、耳コピした際に細かい部分ではあるんですが違いがありました。
・間奏→2番のセクションAに入る前の音数が増えている
・2番のセクションAの「遠くで~」の後の音数が増えている
・サビの「そばにいること~」に入る前の音数が増えている
・コードソロに入る前の音数が増えている
といった違いでした。
細かい部分なので難しく考える必要は無いですし、あくまで参考として捉えてもらえたらと思います!
個人的には、ギター一本の伴奏なので1番と2番を音数で変化をつけるのと、2番からは頭の中でビート(ドラムが入っているイメージ)を意識しながら弾くと抑揚が出ていい感じになると思っています。
ソロ
ここではギターのプレイを前に出すイメージで演奏しましょう。
コードを弾きながらのプリングオフやハンマリングが出てきますが、イントロで弾いたテクニックと同じです。
1音1音しっかり鳴るように、そしてコードを響かせながら弾いていきましょう。
最後のサビに入る前ですが、僕の動画ではメトロノームに合わせて弾いていたのでテンポはそのままでサビに入りましたが、音源では少しためてからサビに入っていました。
弾き語りの場面等で一瞬ためて入るとカッコいいですし、音源を聴いて間の取り方を確認してみましょう!
大サビ~アウトロ
ソロで盛り上げた状態からすっと落ち着かせるイメージで弾きましょう。
元の音源(弾き語りでは無く原曲バージョン)では「そばにいたいよ」から「僕にある」まで落としておいて「かな」の時にばーんと各楽器が入って盛り上がっています。
今回のギター一本バージョンでも頭の中でこのイメージを描きながら演奏すると良いと思います。
最後にアウトロ(エンディング)です。
ここもイントロのフレーズ+最後に音を足してFadd9のコードをジャラーンと優しく弾いて終わりです。
このFadd9の時ですが、最後に鳴らすトップの音が2弦1フレットになるのですが、普通にジャラーンと弾くと1弦の音が鳴ってしまいます。
それを阻止しつつジャラーンと弾きたいので、僕は右手薬指をそっと1弦に触れている状態で弾いています。
人によっては、2弦1フレットを抑えている指の腹の部分でミュートしたり、6.5弦親指→4弦人差し指→3弦中指→2弦薬指で弾く等の弾き方があると思います。実際に色々試してみて、自分に合った弾き方を見つけてみましょう。
おわりに
今回は『ひまわりの約束(evergreen ver.)伴奏ギター』の演奏時のポイントを解説しました。
解説しておいて言うのも変かもしれませんが、あくまで僕の記事は参考までとして、あなたには自分の耳で原曲を何度も聴く事を優先して欲しいなと思っています。
「強く弾いている部分やほとんど聞こえないけど実は弾いている」などの細かいニュアンスや「歌と楽器のバランス」などを聞き取れると勉強にもなりますし、演奏するうえでも役に立つ事なので、耳を鍛える事はとても大事だと思っています。
この曲に限らずですが、ギターを練習する時は曲を繰り返し聴く事もセットでお願いします!
そしてギターを練習する時には、自分の演奏を録音や動画撮影(できれば動画を撮ってほしいです)をして欲しいと思います。
演奏している時はそっちに意識が集中しているので、意外と上手く弾けた!完璧や!と思っていても、撮影した動画を客観的に見ることで、ミスしてる部分やリズムが微妙にズレている部分にも気づけたりするんですね。
ここに自分で気づけるのと気づけないとの差は結構(というかめっちゃ)大きいと考えているので、是非練習する際はスマホをポチっと押して撮影もセットでお願いします!
ギターで伴奏する際に気をつけるべきポイントをまとめた記事を書きました
【ギターを演奏するうえで大切な心得】の部分を書いていますので、是非参考にしてほしいと思います。
過去に僕が弾き語りライブをした際に勉強になった事をまとめました
リアルに僕が体験した失敗や気づいた事から『よしっ!次ライブする時はこうしよう!』という内容を書いていますので、こちらも是非参考にしてほしいと思います。
エフェクターの音作りに関する記事はこちら
YouTubeにアップした【ひまわりの約束】の歌メロ・伴奏・ギターデュオの動画では、エフェクターで作ったサウンドとは違うのですが、今録り直すならこのセッティングで録音するサウンドになります。
録音や音作りは、今後も僕自身が色々試したうえで『おっ!この音いい感じで作れた!』『あっなるほど!こうしたら上手く録れるのか!』といった感じで、体験ベースで得た情報をシェアしていきます!
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました♬
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